学名：Oxalis bowiei
別名：ハナカタバミ
球根性オキザリスの中では大型の種類です。花も葉も大きく、たくさん咲くと華やかですが、花茎がやや長過ぎるきらいがあります。
また球根性のオキザリスは休眠中に過湿になると腐りやすいものですが、このボウイーは過湿にも強く、地植えにすると雑草化することがあるのでその点は注意が必要です。
開花期は秋、9月から10月にかけてで、最近は花つきのポット苗でも出回るようになってきました。
2008/10/28
この花で花径４センチほどあります。
2004/11/13
１枚の葉が１０センチを超えることもある、大きな葉です。小葉は３枚で、丸みをおびています。
葉が大きいために、密植するとお互いに影を作って日照不足になることがあります。ただ密植にした場合に咲きにくくなるのは種類によって程度が違い、ボウイーは葉柄が長いためか比較的咲きやすいほうです。
2009/1/3
植付前の球根です。球根の上部から芽が伸びだし、芽の基部から根が出かかっています。このあと、球根の下部から牽引根が出ます。
左の球根は地下茎に木子がついていますが、右の球根では親球の周りに子球がついています。ボウイーは両方の殖え方をするようです。
これは無肥料で育てた球根なので細く小さくなっていますが、肥料を与えると丸々と太ってきます。
2008/8/28
生育中の鉢を抜いてみたところです。白く太いのが牽引根です。
球根が地上に露出しないよう、地下に引き下げるのが牽引根の役割ですが、水分や糖分の貯蔵庫にもなっているようです。
2008/12/23